みなさん、はじめまして!!みどりです。
突然ですが、私、資本主義をアップデートすることにしました。
名古屋の地に、新しい経済圏を作り出します。
とは言っても、何のことやらよく分からないですよね??
みなさん、仮想通貨、ブロックチェーンといったキーワードを聞いたことはあるでしょうか?つい先日、coin checkのコインが盗まれて大ニュースになっちゃいましたね。
なかなか良い印象を持っていない方も多いんじゃないでしょうか?この1年で一気に話題に上がるようになったけど、何が良いのか分からないなんて人も多いと思います。
仮想通貨やブロックチェーンの技術は、まだまだ過渡期で、色々と試しながら、失敗を繰り返しながら成長を続けています。ただ、仮想通貨を支える技術や思想はとても素敵なもので、インターネットの登場に匹敵するくらいに可能性をもっているものなんです。
その使い方の一つに、トークンエコノミーと言われるものがあります。これは、「トークン」、と言われるものを貨幣や株券のように発行して、それを交換することで経済が流れていく仕組みです。
「VALU」では、個人を株式会社に見立て、アーティストが「ライブに参加する権利をあげます」というような「優待」を設定できます。
「タイムバンク」は、その人の「時間」を発行して、1秒何円といった形で、ユーザー間で取引することができます。時間を買った人は、購入した時間を行使することにより、その人会って相談をしたり、お話をしたりすることができます。その人の時間価値は、市場取引によって変わってきます。執筆段階での落合陽一さん(メディアアーティスト)のは1,078円/秒で取引されており、1時間の相談をするには、389万円かかります。
私が運営しているシェアハウスの「ふぉーゆ」も、名古屋のコミュニティスペース「TOLAND」、「旅バー」とコラボして、feverを通してトークンを発行することになりました。
feverでは、主に以下のことが実現できます。
・コミュニティの登録
・コミュニティを応援(コミュニティコインが貰える)
・コインの売買
・コミュニティチケットの発行
feverでは、コミュニティに対応したコミュニティコインを発行することができます。コミュニティを盛り上げることで、コミュニティの価値が上がります。
コインの価値はコミュニティの価値と連動して上昇し、参加全ての人が恩恵を受けられる。そんな、割を食う人がいない「ALL WIN」のエコシステムが実現できるのです。
トークンの発行には、投票で5位以内に入る必要があります。
Twitterアカウントを持っている方なら、以下のリンクから、1日1標投票することができます。1日1回クリックするだけでいいので、ご協力お願いしたいです。
とはいえ、トークンエコノミーという言葉自体初耳という方も多いと思います。なので、ここでは、私達が何をしようとしているのか、お話したいと思います。
そもそもあんた何者?
私は、「コミュニティ運営」と、「ITコンサルタント」という二つの顔を持っています。
コミュニティ運営としては、シェアハウスの運営と、バーのオーナー、コワーキングスペースの立ち上げを行っています。
シェアハウスでは、「今の時代に合った、家族のような深い関係をデザインしなおしたい」という思いの元、ルールをあえて決めず、役割分担をせず、家のものは分けず、シェアできるものは出来る限りシェアできるというスタンスで運営しています。
必要なことは住人同士で話し合って決め、食材、家事、書籍から日用品に至るまで、全てをシェアすることで、深い関係を築きつつ、生活コストを押し下げるということを実現しています。

コワーキングスペースとバーでは、ただの作業場所や飲み屋に留まらず、集まることで、スキルや情報の交換、コラボレーションが生まれ、今まで知らなかった価値を知っていく。
そんな空間を作り上げたいと考えています。実際、今私がオーナーになっている「旅バー」では、クラウドファンディングで158万円を集め、自分たちの店舗をオープンしました。それだけ価値を感じている人がいるということです。

ITコンサルタントとしては、人工知能やAI、機械学習といった領域で、データを活用してビジネスをスケールすることのお手伝いをしています。
最近は、ブロックチェーンの可能性の大きにと感銘を受け、この技術を使って今ある世の中の課題を解決できないか?自分の実現したいコミュニティの実現に活用できないか?ということをずっと考えていました。
そこに舞い込んで来たのが、この「fever」です。この、feverの仕組みの何がすごいのでしょうか?ちょっと込み入った話になるので、まずは、「資本主義とはなにか?」という所からお話しようと思います。
資本主義とは何か?
まず、資本主義ですが、超ざっくりと言ってしまうと、「経済的利益を追求するためにお金を使う社会」です。
お金が儲かりそうなところに投資をして、儲かったお金をまた投資する。労働者は、お金をもらうために働く。そんな社会です。
そして、この資本主義が、今の世の中の中心となっています。さて、この資本主義ですが、どんないいことと悪いことがあるのでしょうか?メリット、デメリットは色々ありますが、コミュニティ経済圏と関係があるものを一つずつ考えてみます。
メリット:物質的に豊かになるためには、かなり都合が良い
資本主義は、物質的に豊かになるためにはかなり効率が良い仕組みです。
効率よく商品、製品、サービスを生み出し、高い生産性を実現した会社が生き残る仕組みになっているからです。
儲からない会社にはお金も人も集まらず、淘汰されて行きます。
一方で、良いビジネスモデルを持った会社には投資が集まり、人材も獲得でき、技術投資もできます。
投資を受けることにより、良いビジネスモデルを持った会社がどんどんと成長していきます。
「効率良く仕事ができるところにお金を集めて、お金のてこを使って規模を拡大してく」というのが資本主義なのです。その為、最も効率の良いやり方で物資やサービスを生産するので、安価で質の高い商品やサービスを消費することができます。
デメリット:有用性としての価値しか捉えられない
先程お話した「タイムバンク」を運営するメタップスの創業者である佐藤航陽さんは、著書「お金2.0」の中で、価値を以下の3つに分類しています。
①有用性としての価値
②内面的な価値
③社会的な価値
①の有用性の価値は、使用できる、利用できる、儲かるといった、「役に立つか?」といった価値尺度です。資本主義は、この有用性としての価値を中心に動いています。
②の内面的な価値は、愛情・共感・興奮・好意・信頼などに基づいた価値です。その人が個人として、大事にしたい、応援したいといった、そういう「感情」や「情動」、「想い」に紐付いた価値です。
③の社会的な価値は、慈善活動やNPOのように、個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動を指します。実際にお金を生み出すわけでは無いですが、社会をより良くしてくことに繋がる価値です。
現在の資本主義ではこの内面的な価値や、社会的な価値をうまく取り扱うことができず、完全に活動する人の善意に委ねられています。
コミュニティ経済圏で何ができるようになるのか?
feverで実現しようとしている、「コミュニティ経済圏」で何ができるようになるのでしょうか?
私は、資本主義の枠組みに乗っ取りながら、「②内面的な価値」と「③社会的な価値」を金銭的な尺度に置き換えることが実現できると考えています。つまり、今まで値段をつけることができなかった「コミュニティ」に値段がつくのです。
どういう仕組みでそれが実現できるようになるのでしょうか?それを支える仕組みが、「コミュニティコイン」です。バーを例に取って話してみましょう。
まず最初に、バーはコインを発行します。 コインを1000枚発行して、1枚500円で売り出します。コミュニティを応援したい、参加したいという人は、そのコインを購入することができます。そのコインはこんな風に使うことができます。
- 1コインを使うことで、バーで一杯飲める権利が買える
- 10コインを使って、バーでのイベント参加券を買う
- 1000コイン以上持っている人は、バーと提携したシェアハウスに無料でとまることができる(優待)
この仕組の面白いところが、コインを取引するための市場が準備されており、誰とでもコインの売買ができることです。
需要 > 供給
となると、コインの価値が高くなることです。
「バーでのイベントに参加したい!」という人が増えれば増えるほど、コインの価格はどんどんと上がっていきます。
イベントはいつでも10コイン参加できるのですが、コインの価格は「市場原理」によって決定されます。
つまり、コミュニティが良くなれば良くなるほど、参加したい人が増えれば増えるほど、コミュニテイの価値が上がり、コインの価値も上がっていきます。
気づいている人もいるかもしれませんが、これって、株式会社と同じ仕組みです。
株式会社への投資の方法は、大きく分けて二つあります。
- 将来有望そうな会社に投資を行い、会社が成長して株価が上がったらその株を売って利益を得る(キャピタルゲイン)
- 株式の配当、優待などで、お金や商品などを手に入れる(インカムゲイン)
コミュニティ経済圏を使うことで、コミュニティの株式会社化が実現するのです。
で、これの何がすごいのか?というと、
良いコミュニティを作るということが、経済活動となる
ということなんです。コミュニテイに貢献した人にお金が回る仕組みが実現できるようになります。しかも、立ち上げる人、手伝う人、お金を投資した人、参加するする人の全てが得をする「ALL WIN」の仕組みが実現できるのです。
コミュニティの立ち上げ期に投資をした人は、コミュニティが育ったときに、そのコインを売って利益を得ることができる。
立ち上げる人は、投資家の支援によって、お金に困ることなく、コミュニティの拡大に集中できる。自分の持つコミュニティの価値は、コミュニティの成長と共に上がっていく。
手伝う人は、手伝った分だけコインをもらって、それをコミュニティでの活動に使ったり、将来売ってお金に変えたりして、金銭的な利益を得ることができる。
参加者は、コミュニティを本気で良くしようと考えている人たちのサービスを受けることができる。
この仕組だと、コミュニティを成長させることにより、全ての人にメリットがありませんか?
お金が増えるマジック
また、コミュニティ経済圏は、経済活動を加速させる側面も持っています。どういうことか、普通のお金とコインを使った場合を比べて見てみましょう。
現金を使った場合
- バーで売上1万円売り上げる
- 1万円を使ってイベントを開催する→お客さんが増える(残金 0)
- バーで2万円を売り上げる(残金 2万円)
- 1万円を使ってイベントを開催する→お客さんが増える(残金 1万円)
- バーで3万円を売り上げる(残金 4万円)
コミュニティコインを使った場合
- 1万円分のコインを発行(残金 1万円)
- バーで発行したコインが使われる(残金 1万円)
- 入ってきた1万円分のコインを使ってイベントを開催する→お客さんが増える(残金 1万円)
- 2万円分のコインを発行(残金 1万円)
- バーで発行したコインが使われる(残金 3万円)
- 1万円分のコインを使ってイベントを開催する→お客さんが増える(残金 3万円)
- 3万円分のコインを発行(残金 6万円)
- バーで発行したコインが使われる(残金 6万円)
全く同じことをしているのに、残金4万円と6万円の差が出てきてしまいました。不思議ですよね?
コミュニティコインというコインを発行することで、コミュニティが拡大する限り、同じ経済活動をしていても使用できるお金、手元に残るお金を増やすことができるのです。
村を作りたい
ここまで、feverを使ったコミュニティ経済圏でできることを話してきました。コミュニティ経済圏の可能性に関しては理解して頂けたと想います。
では、なぜ、feverに参加したのか、話したいと想います。
私の人生の目標は、夢に、「現代の村を作る」ことです。現代の村とは何か?
それは、相互補助や、リスクをコミュニティで分散する仕組みが技術によって支えられ、コミュニティが活発になるような建築、空間に支えられた、物理的にも心理的にも近くに住んでいる、500人規模の組織です。
今回は、コミュニティに関する話が中心なので、ハード面は割愛して、ソフトの話をしたいと思います。
突然ですが、みなさん、今の世の中って、暮らしにくいと思いませんか?私は思います。
核家族で共働きしないと収入は安定しない。でも、共働きしたら子育ては大変。
何をやるにしても自己責任。
お金を稼いで、いい服を着て、いい家に住んで、いい車に乗れば幸せ。という時代は終わりかけてはいるが、じゃあ何に幸せを見出したら良いの?
新しい仕事を探さなきゃいけないけど、なかなかリスクは取れない。
こんな不安や悩み、ありますよね?
私は、そんなことを、どうやって解決すれば良いんだろうなぁ?ということをずっと考えています。
だからシェアハウスを作りました。私の作りたい村では、こんな支え合いができれば良いなと考えています。
- 相互補助がある
- リスクをコミュニティで分散する
例えば、子持ちの夫婦が5組いたとします。全員が共働きで子育てをするより、収入が多い7人が、集中して仕事に出る。後の3人が専業で子育てをする。
仕事だけに集中する分、収入は共働きより多いかもしれません。3人で子育てすれば、1週間に1日だけ2人に育児をまかせて、休みを取る日を作るなんてこともできます。
起業するには元手が1千万円必要だ、上手くいけば1億円儲かるけど、成功するかは50%くらい。こんな状況なら、なかなかリスクをとって、起業できませんよね?
でも、同じ条件の人が10人起業したら?半分成功すれば、5億円になります。全員が失敗する可能性は、0.1%以下です。元手を500人のコミュニティで負担すれば、1人の負担はたったの20万円で済みます。
そんな条件だったら、挑戦してみたい、後押ししたいって思いますよね?
これがコミュニティの力なんです。そんなことを実現する村を作りたいと考えています。
ただ、この仕組を実現するためには、非常に信頼が強い関係でないと成立しません。その役割をコミュニティ経済圏が果たすのです。
名古屋にコミュニティ経済圏を作りませんか?
最近、トークンエコノミーを発展させることによって、自分の実現したい村が実現できるのではないか?と考えていました。ただ、シェアハウスでは規模が小さすぎて、上手く回らないのは明らかでした。
そんな矢先、このfeverが発表され、今コワーキングスペースの立ち上げに関わっているTOLANDが登録をしていました。それを見た瞬間、「これだ!!」と直感を感じました。
名古屋のTOLANDは、借手が居なくなった雑居ビルを一棟まるごとビル起こしするというコンセプトで立ち上がったコミュニティスペースです。
2Fはカフェ&バーとして運営しており、クリエイターや経営者、フリーランスなど自分のやりたいことに力を入れている人、そんな面白いことをやっている人が集まっています。
4Fには200人以上入れるイベントスペースがあります。
これからオープンする予定の5Fのコワーキングスペースでは、そこをきっかけに、コラボレーションを生み出し、プロジェクトをどんどん生み出していく予定です。

私がオーナーをやっている、名古屋、旅バーのLINEグループには全てで1000人近くのメンバーがいます。そこには、20代前半の、若くて活気のある、「これから何かしたい」という人たちが集まってきています。
前向きで、これからそこのコミュニティから何が生まれるんだろうか?と想像すると、ワクワクします。
そんなプロジェクトに関わっていく中で、「悲しいな。」と思うこともあります。
素敵な意志やビジョンを持っているのに、お金のせいで諦めざるを得ない人たちです。
今ではクラウドファンディングで100万円以上集めることができるようになった旅バーですが、今から1年半ほど前に、経営がかなり厳しくて、店長の収入がほぼ0といった月もありました。
その時は、自分はオーナーでもなんでもなかったので、ただ少しでも多く飲みに行くくらいしかできず、やるせなさを感じていました。
その店長は、この1月に代表を退き、サポートに回りました。そんな苦境を乗り越えて、良いコミュニティを作り上げた元店長には、バーを作り上げた達成感と思い出、人脈が残りました。でもお金は残りません。
これって、悲しくないですか?
バーの可能性を信じる人、コミュニティを大事に思っているメンバーは多かったはずです。
もしその時に、コミュニティ経済圏の仕組みがあれば、投資として、コミュニティの将来に可能性を感じてお金をサポートできたはずです。
コミュニティの価値が上がることで金銭的メリットが得られたら、今クラウドファンディングで成功したこのバーの価値は数百万円以上になっていたでしょう。
可能性を応援する。コミュニティを盛り上げる。そして、みんなが幸せになる。そんな世の中を作りたいんです。コミュニティ経済圏ならそれができます。
名古屋は、コミュニティを作る上ですごく良い場所です。程よく都会で、人口が多く、物が揃っている。都市圏は狭く、電車で10分〜15分で主要都市間が行き来できる。東京に比べると、コミュニティは少ない。だからこそ、コミュニティ同士が強くつながっている。
人が集まり、コミュニティを形成し、発展させるためには、規模と物理的な近さと集中が必要となります。名古屋は、そんな機能を兼ね備えた都市なのです。
TOLANDに、旅バーに、ふぉーゆに、コミュニティを中心とした経済圏を一緒に作りませんか?
コミュニティ経済圏を作るって、ワクワクしませんか??
参加方法は、Feverに投票するだけです!
Feverでは、今、初期にコインが発行できるコミュニティの選定を行っています。最も投票数の多かった、上位5位のコミュニティまでコインを発行できるそうです。その発行できるコミュニティを決めるため、コミュニティへの投票を行っています。

この経済圏を作るためには、まず、ランキングの5位以内に入らないといけません。以下リンクから、1日1票投票することができます。1日1回投票して、一緒に経済圏を作る第一歩を踏み出しましょう!!
fever投票所 509 shares
TOLANDhttps://vote.fe-ver.jp/communities/69人の挑戦を全力で応援する名古屋の熱いコミュニティ。TO JOIN(繋がる)TO SHARE(共有する)TO EVERYONE(みんなで)ビル一棟でカフェ&BAR &イベントスペース&コワーキングスペースを展開し、「ビルおこし」を掲げて活動中!
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